新潟大学75周年記念式典・祝賀会に参加して
人文・法・経済科学部同窓会
会長 高木 裕(S48年・人文卒)
10月19日ANAクラウンプラザホテル新潟で創立75周年記念式典及び記念祝賀会が開催され、人文・法・経済科学部同窓会長として出席しました。記念式典には、文部科学省をはじめ、県内外の関係諸機関・企業の方々、海外協定校の方々、各同窓会の会員も含め、約450名が参加しました。
引きつづいて、記念祝賀会に移り、始めに牛木学長のご挨拶があり、75年の大学の歴史を振り返り、新潟大学の成長の過程をていねいに跡付け、将来ビジョンにも言及されました。発足当時、少人数の入学定員で始まったが、現在では学生総数約12,000名、教職員数約3,200名を数えるという。開かれた大学として拡張を続けてきた国立大学ですが、教育研究の質が問われつづけています。
祝賀会では新潟古町芸妓の祝舞があり、鏡開きが盛大に行われ、宴会料理には新大コシヒカリのおむすびや、新大産の日本酒「六花の杜」「新雪物語」が提供されました。海外協定校の方々の中には思いがけずフランス・ナント大学の旧知の先生もいらっしゃって、祝賀会では旧交を温めることができました。彼女はナント大学留学生センターの所長で、私もかつて新大からの留学生をよろしくとお願いに上がったことがあります。本同窓会から、柳本顧問をはじめ、多数の会員の方々が出席し、創立75周年を祝いました。ただ、会場はあまりにも人が多く、同窓会も学部同窓会ごとに立ち位置を指定されていました。
新潟大学発足と同時に昭和24年人文学部は人文学科(6専攻:哲学、心理学、歴史学、国文学、英米文学、独逸文学)と社会学科(2専攻:法、経済)の2学科で発足しました。私が入学した時期(昭和44年)には、哲学、史学、文学、法学、経済学の5学科からなり、人文学部の入学定員は280名(法学科、経済学科で200名)でした。昭和55年に人文、法、経済学部の三学部に分離独立し、令和2年には経済学部は経済科学部に改組し、今日に至っています。かつて人文学部として出発し、いまでは三学部となり、学生定員も人文学部(210名)、法学部(180名)、経済科学部(350名)、とくに経済科学部は大きな定員を抱えています。時代とともに、専門分野の需要は様変わりしてきています。これからどのような変化が起こるか。同窓会としても気になるところです。
本同窓会は2年前に設立70周年を祝ったところですが、75周年を経過した新潟大学には、さらに創立100年に向けて、研究・教育の大いなる飛躍・発展をとげることを祈念する次第です。